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割礼 / コクシネル

割礼、灰野敬二、さかな、コクシネルのライヴを観に表参道FABに行った。ちなみにこの日はジム・モリソンの命日(このライヴ・イヴェントとは特に関係なし)。一番のお目当ては割礼だったのだけれど、4つとも楽しみにしていた。最近知り合ったKen-ichiさんがコクシネルがお好きだとおっしゃっていたので、お誘いした。Ken-ichiさんは昔「天国注射の昼」がおこなわれていた頃に何度もコクシネルを観ていらっしゃるのだそうだ。

最初に出演したのがコクシネルだった。この日のメンバーは野方攝(ヴォーカル)、池田洋一郎(ギター)、石渡明廣(ドラム)、早川岳晴(ベース)、中山努(キーボード)。6曲演奏したうちの最後の1曲だけ、割礼の宍戸幸司(ギター)と山際英樹(ギター)が参加。前日と2晩連続のライヴということもあり、バンド内のコンビネーションはばっちりな様子。特にベースの早川岳晴とドラムの石渡明廣のリズム隊の活躍が目立っていた。去年コクシネルのライヴを観たときは、池田洋一郎が曲によってはギターを弾かずにラップトップを使用していたのだけれど、今回は全曲でギターを演奏。でももっと前面に出ても良かったと思う。野方攝の歌詞を一つ一つ噛み締めるように唄うヴォーカルはとても印象的。歌詞の言葉遣いはいたって平易なのだけれど、真摯な内容で心に深く沁みる。Ken-ichiさんによると、「昔はここまで力んで唄ってはいなかった」とのことなのだけれど、それでも去年観たときよりはだいぶリラックスして唄っているように感じられた。

2番目に出演したのはさかな。前にさかなを観たのはたぶん4-5年ぐらい前。当時はPOP鈴木(ドラム)、勝井祐二(ヴァイオリン)が参加していた。現在はPocopen(ヴォーカル/ギター)、西脇一弘(ギター)の2人。2人だけの演奏では物足りないのではないかとも思っていたのだけれど、全然そんなことはなかった。今となっては他の楽器が入っているところなんて想像がつかないほど。Pocopenのクセのある声は相変わらず。でも歌唱力もギターも昔と比べて見違えるぐらい上手くなっていた。ベースライン風に単音の旋律を弾くことが多かったけれど、あれだけエモーショナルに唄いながらこんなに弾くことができるのはすごいと思った。終わりから2曲目に演奏された「少し変わってる ただ それだけ」という詞の曲は聴き覚えがあった。すごく素敵な曲。

次は灰野敬二。最近はサンヘドリン(w/吉田達也、ナスノミツル)や藤掛さんとのデュオなど、共演者のいるライヴを観ることが多かったので、個人的にはソロを観るのはかなり久しぶり。椅子に腰掛けて演奏していた。ざっくばらんにコードを弾いた数秒分のフレーズをループさせ、そこにさらに不協和音を重ねたり、シンコペーション風に音のすき間を埋めていったり。そしてところどころでヴォイス・パフォーマンス。ときどき髪を手でかきあげる仕草や、かがんで足元のエフェクターを操作する姿が、ちょっと集中力を欠くような感じもして気になる。他のミュージシャンとの共演で立って演奏しているときのほうが、見るからにテンションが高く、有無を言わせぬ凄みを感じる。でも、ただ単にそのときどきの違いということかもしれない。

そして最後は割礼。メンバーは宍戸幸司(ヴォーカル/ギター)、山際英樹(ギター)、鎌田ひろゆき(ベース)、松橋道伸(ドラム)の4人。割礼のライヴを観るのは去年の12月以来である。1曲目は「メタモル」。以前はこの曲のときは鎌田ひろゆきがセミ・アコースティック・ギターを弾いてベースレスの編成で演奏されていたのだけれど、今回はベースを弾いていた。アコギ入りのアレンジも良かったけれど、個人的にはベースが入る編成のほうが好き。他に演奏された曲は「ゲー・ペー・ウー」「風船ガムのドジ」「星を見る」「リボンの騎士」。最近良く演奏されている定番曲を並べた選曲だったけれど、「風船ガムのドジ」のはじまりかたは今までとちょっと違っていた。山際英樹が弾くギターのパートも、曲によっては聞きなれない新鮮な感じの音があった。最後にアンコールでもう1曲、「アラシ」を演奏。今日演奏された曲の中で一番感動的だった。

Ken-ichiさんは割礼は10年以上ぶりに観たそうなのだけれど、最後の「アラシ」と、あと「星を見る」が良かったっておっしゃっていた。帰りにラーメン屋に入って、昔の音楽シーンからインドの骨董品屋さんの話まで、いろいろ興味深いお話しを伺うことができておもしろかった。

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Comments

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